障害のある方に、「お仕事」を通じて様々な「出会い」の場を提供したい。

それが、この事業所を始めるきっかけでした。

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現在の障害のある方々を取り巻く環境は、徐々に改善が図られているとはいえ、その日常生活を送るうえでの障壁はいまだに数多く存在しています。中でも大きなものが「就労」の壁です。障害のある方々にとっては、そもそも就労の機会自体を得るうえでのハードルが依然として高く、その職業選択の幅は非常に限られています。このことが、障害のある方々の生活の質の向上を阻む大きな要因となっているのはいうまでもありません。

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就労には、生活の質の向上を図るうえで、単に「生活資金を得る手段」だけに留まらない、大きな意味があるとわたしたちは考えます。

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障害のある方の中には、働きたくても働く機会が得られない、または働く機会を得たものの、業務や職場環境になじめずになかなか続けていくことができないという方が少なからずおられます。そうなった場合、自分自身に問題があるのではないかと悩み、社会との繋がりがどんどん希薄になってしまうことがあります。収入を安定させることはもちろん大切ですが、それ以上に、このように社会との繋がりが失われていってしまうことに、わたしたちは大きな危機感を持たずにはいられません。

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一緒に働く仲間との出会い、お客様との出会い、仕事上で関わる様々な業種の人々との出会い。また、自分ではできるとも思っていなかった新しい仕事との出会い、困難や挫折との出会い、他者の喜びを作り出せたときの達成感や満足感との出会い。

　

就労には、そうした人と人との繋がりや、様々な体験を得る場としての側面もあるのです。

私たちは、就労が持つこうした側面を大切にしたいと考えています。

　

仕事をすることを通じて、そんな様々な出会いの場を提供できたら・・・

そして、その出会いを通じて、多くの「縁（えにし）」を繋いでいくことができたら・・・

　

「えにしんぐ」は、そんなわたしたちの夢を出発点として生まれた事業所です。 

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